四街道の少人数制学習塾 まえだ塾です!
ちょっと期間があいてしまったんですが、GWの旅の最後は、銀閣寺寄ってからの比叡山です。
比叡山のボリュームが多いので、ここは銀閣寺のみにします。
金閣寺は3代将軍、足利義満がそこで政治を行った建物です。客人をお迎えしたいわば総理官邸。一方、銀閣寺は8代将軍、足利義政の建てた建物ですが、建てた経緯はいわば「世離れ」。将軍でありながら、天下をまとめられない苦悩のうちに、逃げ込みたかった場所なんでしょう。月を楽しむ場所のようです。
金閣寺は金色ですが、銀閣寺は、銀色じゃありません。
説はいろいろありますが、月見を堪能するために、屋根の軒下に銀幕を一部貼っていたらしいのですが、まったく銀じゃない、銀閣寺。しかも、銀閣寺と呼ばれたのは、江戸時代ころだとか。
こんな掲示もありました。出来た当初は、こんな色合いだったそうです。ガラス越しで反射しちゃってますが。
銀閣寺は、西芳寺(苔寺)が大好きだった義政が真似て作ったそうで、西芳寺の造り同様、庭が二段になっているんです。二段にする理由は、神聖な世界と俗世界を分けるためだそうです。
下の画像で見えている段々の部分は、銀沙灘(ぎんしゃだん)といって、あそこに月を反射させ、銀閣寺から観賞するためだったそうで。昔の人は、月を楽しんだんでしょうね。今の時代、政治のトップが混乱の中、月見を楽しんでたら怒られるでしょうけど。